1年間無料で使えるかんたん青色申告ソフト【確定申告】

自分で旅行業登録をして旅行会社を作る方法【経験者です。簡単】【無駄なお金は使わないで運営資金に回そう】

事業を始めようとすると思った以上に経費がかかるものです。できる限りコストは抑えたいですよね。旅行業登録は、自分一人で簡単にできるので行政書士や司法書士に頼む必要はありません。費用に余裕があって時間も手間もかけたくないという人は頼んだ方が楽ですね。

第3種旅行業登録

今回は、第3種旅行業登録で東京都の場合ですが、他の都道府県もそれほど変わりません。地方の方がもっと楽という噂も・・・。

色々な情報も欲しいし、運転資金も残しておきたいので全国旅行業協会に入会する前提で進めていくのがおすすめです。全国旅行業会と日本旅行業協会がありますが、できる限りコストを抑えたいなら断然全国旅行業協会への入会がおすすめです。できる限り資金は運転資金に回したいですね。

旅行業務取扱管理者

まず、旅行業務取扱管理者試験に合格する必要があります。もしくは、取得者を従業員として雇うなどが必要となります。国内のみなら国内旅行業務取扱管理者、国内以外の場合は、総合旅行業務取扱管理者が必要となります。

せっかく事業を始めるのなら、経営者の方が、資格取得しておきたいところです。経営判断の際、旅行業法、約款等法律やルールのことを経営者が知らないなんて恥ずかしいですよね。担当者と話した時も噛み合わないことになるとスムーズな事業運営も難しくなると思います。

国内旅行のみを取り扱うなら国内旅行業務取扱管理者で十分です。それ以外の海外旅行、手配も取り扱いたいのであれば総合旅行業務取扱管理者が必要です。国内旅行業務取扱管理者試験は、それほど難しいものではないです。これから旅行業を始めるなら最低この程度の知識は必要だと思います。総合旅行業務になると海外地理の知識や英語など難しい問題も多いので苦労はするかもしれませんね。

法人設立

法人で行う場合の資本金は、360万円以上が必要となります。財産的基礎部分として300万円。旅行業協会へ弁済業務負担金として60万円となります。 別途、事務所や電話番号、FAXなどの設置などで、各種経費がかかりますので運転資金等も含めるとそれ以上必要になります。 個人事業主で行う場合は、個人事業主での届け等を行ってください。

資本金払込のため、銀行へ行くなどのことが出てきます。法人登記と税務関係は、専門家に依頼することをおすすめします。

法人登記は、実費+登記の報酬数万円レベルで可能でしょう。税理士は、初年度、月額1〜2万円程度の報酬からの方もいると思いますので相談してみると良いと思います。

まず最初に旅行会社を設立するための条件を間違えると後々変更が大変なのでその旨を伝えましょう。法人登記時の定款に旅行業を必ず入れることと資本金360万円の条件をクリアしましょう。

事務所賃貸契約

事務所が必要になります。単に間借りするとかレンタルオフィスだとか自宅でというと注意が必要です。

事務所の契約書と登記簿謄本の住所、法人名は同じである必要があります。

また、賃貸契約は、事業用としてください。コストが安いからと言って居住用にすると許可が出ない可能性があります。

間借り等する場合は、賃貸オーナーに転貸借契約書を作成していただく必要があります。通常のオーナーや不動産は嫌がることが多いので、同居承諾書でも構いません(提出時多少コツあり)。私の場合、別法人がありましたので同居承諾書を不動産屋に頼み作成してもらい、提出しました。

NTT等で電話、FAXの契約をしましょう。あとは、Emailの準備も進めましょう。登録時や事業開始時に必要になります。

旅行業協会へ入会用の書類受け取り、提出

旅行業協会にて書類を受け取ります。

旅行業協会の書類と都道府県に提出する書類を受け取ります。必要な物を揃えて、期日までに再度提出します。旅行業協会で必要事項は教えて頂けますのでお問い合わせ下さい。 その際、面接のことも話があると思いますので確認してください。面接の日程は2ヶ月に一度程度なのでできるだけ早いタイミングで面接に行けるよう準備を進めていきましょう。

旅行業協会で面接

面接の日時の連絡が来て、旅行業協会にて面接、審査があります。面接は、数人の理事に色々と話を聞かれます。経歴だったり、どういう業務をするのかなどです。面接といっても、形だけですので普通に応対できる人なら特に問題なく入会できます。 面接は、私服でもスーツでも良いです。

私は、私服でジーパンにジャケットで行きましたが服装は気にする必要なしです。最近は、訪日観光が多く中国の方などもいました。

面接の理事の方が三人くらいいて呼ばれたらひとりずつ面接を受けます。最初どのようなことを聞かれるのか不安で少し緊張しましたが、、、結果、緊張する必要なしでした。面接といっても、事前に提出用に作成している経歴等を聞かれたり、雑談するような感じでした。協会も収入源になるので入会させたいはずです。ただあまりにも変な人や反社会的な人は協会に入れたくないので念の為確認している程度なのでしょう。

入会承認

その後、入会が承認され、旅行業会より入会承諾書が会社に送付されてきます。それを近日中に東京の場合、都庁へ持って行くことになります。

旅行業登録

入会承諾書を持ち、行政庁へ登録手続きを行いに行きます。東京の場合は、電話で確認し予約して行きます。 必要書類等は、事前に旅行業協会でもらっておいた記載した書類を提出します。書類の書き方にも多少コツがありますが、それほど難しいものではありません。

旅行業登録の決定

後日、登録決定の通知、連絡がきます。この連絡は、東京都の場合、FAXになりますのでFAX設置は必須になります。行政庁にて手数料(90,000円)を現金で納付します。

いまどきFAXで送られてくるというのもなんだか・・・ですが、必須になるので準備しておきましょう。都庁に限らず、まだまだ旅行業の業界は、古い体質が残っています。

当日中にその足で次の手続きも行ってしまうと良いと思います。1日で終わらせてしまいましょう。

弁済業務保証金分担金納付

弁済業務保証金分担金と入会金を旅行業協会に14日以内に納付します(銀行振込)。

旅行業登録が完了したらそのまま銀行へ行きましょう。別日でも可能ですが、どうせならその日に終わらせてしまいたいところです。まずは、銀行へ行き、弁済業務保証分担金を納付し、旅行業協会へ行き手続きをしてしまいましょう。

その際、今後の手続きやサービスの案内などがあり、旅行業協会にて必要なものは購入することができます。手配のクーポンについてや保険、決済等について説明があると思います。

登録票、取扱料金表など購入しても良いと思いますが、自分でWord等で作れば十分です。

開業

ここまで多少期間がかかりますので早め早めに準備を進めていきましょう。私の場合、かなり急いで準備を進めましたが、11月末ごろに法人設立登記をし、面接を経て旅行業登録を終えいよいよスタートできたのが3月はじめでした。運営資金等にも限りがありますのでタイミングは逃さないようにしていきましょう。年末等挟んだとはいえ2〜3ヶ月程度かかると思うのでその期間にWebサイトを作ったり他の準備を進めていくのも良いと思います。

以上でいよいよ開業です。

登録票を掲げて、取扱料金表、従業員用の外務員証等準備していきましょう。

そして、Webサイトを作ったり、告知していきましょう。旅行業協会に入会すれば最低限の取引先情報はありますのでまずはできることから始めていきましょう。

もしも本気で旅行業をやってみたいと思う人は、まず国家資格に合格する必要がありますね。国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者の資格合格のために無料ブログがありますので参考にされると良いと思います。→トラベルカレッジ(学校のような名称ですが、ただの無料ブログです)

タイトルとURLをコピーしました