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北米アメリカAmazon.comのFBAで販売の仕訳・記帳方法【会計経理処理】【帳簿】【簿記】【決算】【消費税還付】【Payoneer】【輸出】

アメリカのAmazon(amazon.com)で販売した場合、消費税還付などの関係もありますので、どのデータを見てどう記帳すればよいのかと悩むでしょう。色々ネットで情報を探したのですが、アマゾン輸出に関しての情報があまりなく、頭を悩ませていました。他にも別の方法があるかも知れませんが、税理士と相談しながら私が行っている方法をご紹介します。これが最もシンプルな気がします。もしも間違いやもっと楽にできる方法があるという場合は、ぜひ教えて下さい!

私のようにAmazon FBAの会計処理で悩んでいたあなた、最後に仕訳例も記載しましたのでぜひこれが少しでもあなたのお役に立てば幸いです。Ebayなど他の越境ECされている方にも参考になるかもしれません。

Amazon.com FBA販売

アメリカアマゾンで販売すると日本のアマゾンで販売する以上に仕訳は大変だと思います。それが、アマゾンで販売してから最初の期の場合、初めての経験でどうすればよいのかわからないですよね。。。

アマゾンからの売り上げは、2週間に一度、アマゾンの手数料などを差し引いた上で、海外の銀行口座に振り込まれます。そしてそれを日本の銀行口座へ送金する必要があります。為替や消費税還付のことなども考えて記帳しなくてはいけないのでとても大変です。

売上や手数料のデータ

セラーセントラルのペイメント「期間別レポート」
期間別レポート作成

アマゾンセラーセントラル内のペイメントの期間別レポートタブからレポートを作成してください。期間で月を選択しています。それを決算期までの分を出します。もしも、まとめて入力するなら1年分、もしくは、月末締めでない場合は、カスタムで期間指定すれば良いと思います。それをダウンロードしてエクセルやグーグルスプレットシートで読み込みます。あとは、売上、手数料などを拾って抽出することができると思います。

別途、アマゾンから毎月送付されてくるINVOICEがあると思います。そこにアマゾン手数料の消費税が確認できます。先程のレポートの手数料分とこの手数料分に分けることができますね。

トランザクションの手数料合計から課税売上のInvoiceの手数料を引くと課税されていない手数料がわかりますね。

ここで、売上手数料消費税を含む手数料のデータが分かります。

運賃

FBAの場合、インポーターが必要になるのでDHLやFedexもしくは代行業者を使われると思います。国際送料は、消費税はかかりません。ただし、代行業者等を利用した場合、出荷手数料だったり、国内の倉庫までの送料には消費税が含まれますので注意しましょう。明細が出ると思いますので大抵は、消費税の記載があるので確認すればすぐに分かると思います。関税も配送業者より請求されると思います。

ここでは、運賃保険料関税がわかりますね。出荷代行などの手数料があれば、これは消費税が含まれますね。

ペイオニアからの送金

アマゾンからペイオニアに振り込まれると次に日本へ送金しなくてはいけません。

ペイオニアに振り込まれた時点では、特に何もしていません。そしてペイオニアから国内の銀行口座へ振り込む際の為替で計算し、為替手数料を引いて国内へ入金したことにしています。ペイオニアのページからこれらの為替やかかった手数料等の情報は確認することができます。

ここで、日本への入金額為替手数料がわかりますね。

為替差損

最後にまとめて為替差損を計上すれば簡単だと思います。

まとめの仕訳例

為替レートは月末TTMとします。月末TTMは、各種大手銀行Webサイト等に記載されていますのでそれを利用しています。

下記の数字は、わかりやすく丸めてありますので実際とは大きく異なるところもあるかと思いますがご了承ください。

売上、手数料

1,000,000円売れて、300,000円が手数料、そのうち消費税の含まれる手数料は、200,000円の場合。

未収入金 1,000,000 |売上 1,000,000
支払手数料 100,000 | 未収入金 100,000
支払手数料(課)200,000 | 未収入金 200,000

未収入金残金が700,000円

運賃

配送業者からの200,000円の明細が、国際送料190,000円、保険料2,000円、出荷代行手数料、書類作成等(税込)が8,000円。銀行口座から引き落としの場合。

運賃 190,000 |預金 190,000
保険料2,000 | 預金 2,000
支払手数料(課) 8,000 | 預金8,000

送金、入金

ペイオニアにアマゾンから入金されて、国内銀行口座へ為替手数料2%で680,000円入金した場合。

預金 680,000 | 未収入金 680,000
為替手数料 14,000 | 未収入金 14,000
為替差損 6,000 | 未収入金 6,000

未収入金残0

ペイオニアに入金された時点では、特に何も処理していません。ペイオニアから日本へ送金した際に上記の処理を行っています。

仕訳例

上記をざっくりまとめると下記のような感じですね。

借方貸方
未収入金 1,000売上 1,000
支払手数料 100未収入金 100
支払手数料(課) 100未収入金 100
運賃 190預金 190
保険料 2預金 2
支払手数料(課)8預金 8
預金 680未収入金 680
為替手数料 14未収入金 14
為替差損 6 未収入金 6

これを毎月1回行えば良いと思います。あとは、実際のご自身の状況に応じて、多少変えて頂く必要はあるかと思います。

特に課税、不課税については、消費税還付に関わってくるので間違えないよう、しっかりと記載しましょう。今回、あなたのお役に立てたでしょうか?

消費税還付とは何?という方は、こちらの記事がお役に立てるかも知れません。

ビジネス用銀行口座も必ず用意しておこう

もしもAmazonの売上の入金専用の銀行口座を持っていないなら、便利なネット銀行を作っておくと良いと思います。法人だけでなく個人事業主も作ることができるのでぜひ作っておきましょう。

法人などの事業主向けのネット銀行は、いくつかありますね。参考までにいくつか記載しておきますので自分が使いやすそうな銀行を選ばれると良いと思います。

  • PayPay銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • GMOあおぞら銀行
  • 楽天銀行

悩んだら税理士に相談するのもあり

帳簿入力は自分でできても消費税還付の手続きや決算や確定申告の手続を自分でやるのは面倒だという場合、税理士に相談されるのが良いでしょう。

悩んでしまったり、こういった面倒な手続きの時間は専門家に任せて自分は事業に専念してするのも良いと思います。

信頼できる近所の税理士を探している方はコチラが、おすすめです。

ちなみに、私の経営している会社の顧問になっていただいている税理士は、親身に相談にも乗ってくれますし、報酬についてもとてもリーズナブルです。当然、リーズナブルで対応してもらうには、ある程度は自分で行う必要はあります。完全、丸投げで対応してもらいたいならそういったように対応してくれる税理士など、自分にあった税理士さんを見つけられると良いですね。

個人事業主で青色申告される方ならこちらの記事も参考になるかもしれません。

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