どんなに素晴らしいアイデアやプランを持っていてもうまく周りの人に伝わらなければ事業はうまく進まないことがあります。銀行等の借り入れができなかったり周りの協力も得られません。そのためには、事業計画が必要です。
事業計画

事業計画の構成には色々ありますが、まずはこの5つを確認しましょう。そして詳細を自身でしっかりと詰めていって下さい。
- 経営理念
- 事業コンセプト
- 経営計画
- 資金計画
- 利益計算
経営理念
経営理念は、経営の目的や動機などを示したものですが、この事業によって社会や消費者にどんなメリットがもたらされるかという視点で考えると良いと思います。
事業コンセプト
事業コンセプトを考えるにあたって、Who、What、Howは、最低限押さえておきましょう。
- Who ※ターゲット:客層はどういう人でしょうか。
- What ※商品、サービス:ターゲットのどの様なニーズを満たすか
- How ※方法:どの様な手段でそのニーズを満たすか
誰がその商品やサービスを必要とするのかを最優先で考えることがとても重要です。どんなに素晴らしいものですもお客さんが必要としなければ売れることはないということです。そして、この事業を行うにあたって競合他社には無い強みがあると差別化になるので、これまで自分が培ってきた知識や経験、人脈などから考える良いですね。
経営計画
経営計画では、仕入、販売、人材などを考えましょう。
- 仕入 ※仕入先はどこか
- 販売 ※どのように販売をするのか
- 人材 ※どの様な人材が必要か
仕入について、問屋、メーカーなどから仕入れたり、取引条件、仕入原価等を考えます。販売は、実店舗だったり、モールに出店したり、自社Webサイトでの販売等の販売先や決済方法等を考えます。人員が必要な場合は、どの様な人員が必要なのかを考えましょう。
資金計画
個人事業などの場合、事業に必要な資金について具体的に数字で、開業資金、運転資金、生活資金でまとめると良いですね。資金計画を建てると資金がどれくらいあれば事業が成り立つのかが見えてきます。
利益計画
利益計画をたてて予測を行うことにより、どれくらいの資金で運転できるのかが見えてきますね。
まとめ:事業計画
資金計画や利益計画などは、実際に見積もりなどをとったりして現実的な数字にする必要があります。見込みが甘ければ苦労するのは、結局自分です。銀行や日本政策金融金庫等から借り入れを行うなどの資金調達するにあたっても事業計画はとても重要です。
また実際の事業を行うにあたって、ルールを決めることも重要です。法律を意識してルールを作り、事業の健全性や信頼性を保つためにしっかりとルールを守っていく姿勢が重要です。ルールがなければ信用を失うことにも繋がります。営業日、営業時間、顧客対応マニュアル、締日、支払い方法、労働条件等ルールを決めなければいけないことがあります。また、事業によっては、必要な資格や許認可等が必要な場合があります。時間がかかったり、することがありますので余裕を持って準備を進めていく必要があります。無許可で行うなどということは絶対にやめましょう。
事業計画書は、事業計画を文章、数字でまとめたもので、根拠に裏付けられた事実で、しっかりと人に伝わるものを作成すればきっとさらにこの事業の成功に近づくことでしょう。