社長が経営目標の設定をしていないということはないですよね?

企業がゴーイング・コンサーン(継続企業)として継続、成長していくには、適正利潤の確保が重要ですが、同時にステークホルダーの満足度を高める必要があります。

起業する際、目標の設定をせずにスタートする方もいますが、経営目標は必要です。どこを目指していくのかということは大事です。

実際に会社を経営している知人の中小企業社長でまったく目標もなく業務を行っている方がいました。大きなことをその場では言いますが、特に戦略としてしっかりまとめているわけではなく、結局は、口だけのビッグマウスでうまくいくことは無いですよね。売れれば売れるだけというようなこんなざっくりとした軽い感じでは、だめですよね。。。と思いながらも、以外とそんな方が多いのが実情だと思います。

経営目標の設定

短期の利益を確保しつつ、長期の利益、永続的に利益を確保できる企業が理想です。経営目標を設定し理想を明確にすることにより、このようなことが可能になります。

経営目標の設定でできること
  • 企業経営の長期的な指針を得る
  • 達成すべき目標水準を組織構成員に明示
  • 組織構成員間での目標の共有
  • 経営計画のゴールを明示

経営目標は、定性、定量の両面で長期的な目標を明示する必要があります。

  • 定性的な目標:企業イメージ、事業構造、経営機能、組織文化
  • 定量的な目標:数値目標

定性的な目標

企業イメージ目標の設定によって自社のトータルのイメージを示せます。これにより将来の自社のイメージを構成員が共有することができ、組織全体のベクトルを一致させることができます。

事業構造目標を設定するには、企業イメージを目標をベースとして、事業領域分野、市場内でのポジションなどを明示し、新規事業開発の方向性などについても取り決めます。

経営機能目標を設定することで、自社の主な経営機能の理想を示し、現在の機能レベルを把握したあとに目指す機能水準を設定します。

組織文化目標の設定によって、自社のあるべき組織文化を明確にし、現状の組織文化把握→検討→評価の手順で行います。

定量的な目標(数値目標)

定量的な目標の数値目標の設定は、項目の選定→目標の検討・決定の手順で行います。

項目の選定は、業種や規模などで異なりますが、数値で設定することにより明確になります。

項目目標
基本項目売上高、利益額
売上高製品別売上高、地域別売上高、市場シェア
生産高製品別生産高、向上別生産高、アウトソーシング
人員全体の人員構成、職種別人員構成
人件費人件費水準、比率、労働分配率
設備投資増産投資、合理化投資
財務指標総資本利益率、株主資本利益率、自己資本比率、増資、借入、資本運用益、経費削減
数値目標の項目例

目標項目の選定ができたら、次に、目標の検討・決定を行います。

企業の取り巻く外部環境、自社が保有する経営資源を踏まえた目標の妥当性、定性的な目標との整合性が重要です。

まとめ

経営目標は、定性、定量の両面で明示される必要があります。

実際は、これだけで経営は片付くものではありません。ただ、これまで新規事業などいろいろなミーティング、打ち合わせに参加させていただきましたが、計画、目標も無しにすすめる事業経営者が多いことかとつくづく思っていました。

経営戦略策定のプロセスでは、まず、経営目標の設定から始まります。自社の将来あるべき姿、将来の売上高、利益、市場シェアなどの数値目標、事業領域組織文化など定性的な目標を設定し、実現可能な経営目標に仕上げて行くことが大切だと思います。

当然他に経営戦略策定のプロセスがあります。経営目標の設定ができたらSWOT分析で外部環境分析、内部環境分析をし、戦略代替案の策定、評価、選択、そして、最終的な戦略案の選択後、実行計画を策定することになります。

経営者として経営目標の設定もせずに事業はやるべきでないでしょう。当然そんな事業に誘われたとしても加わるべきでも無いですね。

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