人にどのように見られているのか気になる方は多いかもしれません。ある程度の年令や経験を積むと若い頃ほど気にならなくなりますが、やはり、何歳であっても良い印象を持ってもらうことは大切です。
ビジネスでも生活などで、どうしたら人は、自分を理解し信じてもらえらるのかと考えたことがあるかもしれません。
人は、言葉や内容であなたを理解し、信用しない
ビジネスなどで言葉巧みに口達者な人が仕事ができると思われるかもしれません。しかし、実際はそうではありません。
単発、スポットで仕事が取れたとしてもそれは、もしかすると、一方的な強引な契約だったのかもしれません。今後も良好な関係を築けると言いきれるでしょうか。
見た目やボディランゲージに依存する
アメリカのUCLAアルバート・メラビアン博士が行った実験があります。
多国籍の人たちが対人コミュニケーションでなにか意思疎通を行うとき、伝える内容とその内容をどのような声で伝えるかとその時どのようなボディーランゲージを使って伝えるかの3つの要素の役割を定量的に計りました。
結果から言うと、人があなたを信じるのは、あなたの言葉や内容ではなかったのです。あなたの見た目やボディランゲージにより多く依存していることがわかりました。
すなわち人はあなたを理性的に理解するのではなく、感性的に感じ取るほうが強いということです。
これらの実験は、メラビアンの法則として広く世界にも受け入れられているもので、コミュニケーションに果たす要素の割合は以下の通りになります。
これらのことより、言葉よりもボディランゲージ、声の調子が重要なことがよく分かるでしょう。しかし、言葉や内容を軽視しても良いということではありません。当然、何を伝えるかということは大切ですが、その内容をどのような声や間で、視線、表情、姿勢、ジェスチャー、距離感で話すかで伝えたいことが変わってしまうことを意味しています。
相手としては、完全に心を開いて話してきたつもりだとしても、その距離が離れすぎていたり表情が険しかったり、高圧的であれば、受け取り側は、そのメッセージを心から受け取りたいとは思わないでしょう。もしかしたら、嘘をついているのではないかと思われてしまうことになりかねません。
メラビアンの法則
人が意思疎通を完成するための3要素として
- 言葉、内容:7%
- 声の調子:38%
- ボディランゲージ:55%
があります。
特に最近の情報化社会では、便利なツールが発達していることにより、特に意識されることもあるでしょう。
電話やメールによるコミュニケーションでも上記のような比率になることが多いのではないでしょうか。この要素の比率がぴったり大事ということではなく、人になにか伝えるときは、言葉や内容だけに比重を置くのではなく、トータルで自己発信力を磨く必要があるということです。
ビジネスでも自分の存在感を高めていくためには、総合的なプレゼンテーション能力は不可欠ですね。
こういったことを参考に仕事を行うだけでも良い結果になることがあります。過去に顧客はもちろん、部下や上司との関係で色々な失敗をしてきた方もいるでしょう。こういった事を踏まえて今後対応してみると良くなるかもしれませんね。
メラビアンの法則は、仕事だけでなく、家族関係でもうまく役立てられるかもしれませんね。